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品質管理へのこだわり

東洋羽毛は、羽毛ふとんに使われる羽毛の品質に関して万全を期すため、当社が独自に設定している厳格な10項目の検査を実施し、この品質基準に合格した製品だけにHARUOラベル・ネームを添付し、その品質を証明しています。
この基準は当社が羽毛寝具の先進国といわれる欧米の実情を視察・調査し、さらに湿潤な日本の気候風土に合わせて設定したもので、現在HARUOラベル・ネームの合格基準値は、業界内でも特に厳しいものとなっています。

HARUO DOWN-東洋羽毛品質基準-

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検査項目 清浄度
(mm)

すすぎの良否
酸素計数
(mg/100g)

洗浄の良否
pH


耐久性
油脂分率
(%)

臭い
夾雑物
(%)

異物除去の良否
基準値 1500mm以上 3.0mg/100g以下 5.0〜7.5 1.0%以下 ダウン率80%以上:0.6%以下
ダウン率80%未満:1.2%以下
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検査項目 鳥種
(%)

異種羽毛混入率
かさ高性ダウンパワー
(dp=㎤/g)

保温性・風合い
組成混合率
(%)

表示の正確性
羽毛安全性 異物混入
(金属)
基準値 10.0%以内 ダウン率95%以上:450dp以上 ダウン率93%以上:誤差-1.0%以内 エコテックス®
スタンダード
100
クラスIに適合

無いこと
ダウン率92%以上:420dp以上
ダウン率90%以上:400dp以上
ダウン率80%以上:360dp以上 ダウン率93%未満:誤差-3.0%以内
ダウン率70%以上:340dp以上

HARUOラベルはHARUO DOWNの品質保証を保証するものです。 ※かさ高性は掛けふとん、合掛けふとん、肌掛けふとんに適用 ※2021年2月改定

HARUO DOWN-10項目検査内容-

清浄度

すすぎの良否

基準値:1500o以上
羽毛の洗浄後、すすぎが十分に行われているかを判断する。値が高いほど、すすぎが行われていることを示す。
(参考)日本羽毛製品協同組合基準   1,000o以上

酸素計数

洗浄の良否

基準値:3mg/100g以下
羽毛に付着している不純物量を測定する。値が低いほど、不純物が少ないことを示す。
(参考)日本羽毛製品協同組合基準  4.8mg/100g以下

pH

耐久性

基準値:5.0〜7.5以下
羽毛表面のpHを測定する。羽毛がアルカリ性(pH7以上)であれば、経時的に羽毛が脆くなり、耐久性が低下する原因となる。
(参考)日本羽毛製品協同組合基準  4.0〜7.5

油脂分率

臭い

基準値:1.0%以下
羽毛に含まれる油脂分量を測定する。油脂分は羽毛の耐久性のために必要であるが、羽毛臭の原因の一つにもなる。油脂分が多いと、羽毛の耐久性は高い反面、油脂分由来の羽毛臭も強くなってしまう。
(参考)日本羽毛製品協同組合基準   1.0%以下

夾雑物

異物除去の良否

基準値:ダウン混合率80%以上・・・0.6%以下

      ダウン混合率80%未満・・・1.2%以下

羽毛に含まれる夾雑物量を測定する。夾雑物は微小な屑片及び異物であり、値が低いほど丁寧で高級な羽毛として、生地の損傷などの原因となりにくいことを示す。

(参考)日本羽毛製品協同組合基準 ダウン80%以上・・・1.0%以下 ダウン80%未満・・・1.5%以下

鳥種

異種羽毛の混入率

基準値:10%以内
グースとダックを判別する。値が低いほど鳥種表示の信頼性が高いことを示す。
(参考)日本羽毛製品協同組合基準  10%以内(グースと表示する場合のみ)

かさ高性

保温性・風合い

基準値:ダウン混合率95%以上かつ450dp以上
    ダウン混合率92%以上かつ420dp以上

    ダウン混合率90%以上かつ400dp以上

    ダウン混合率80%以上かつ360dp以上

    ダウン混合率70%以上かつ340dp以上   「単位 dp※=cm3/g」※dp呼称ダウンパワー


ダウンの混合率とそれに対応するかさ高があることを測定する。一般的にかさが高い方が保温性能が高く、ふくらみのあるふとんとなる。

(参考)日本羽毛製品協同組合基準


プレミアムゴールドラベル  ダウン混合率93%以上かつ440dp以上

ロイヤルゴールドラベル   ダウン混合率90%以上かつ400dp以上

エクセルゴールドラベル   ダウン混合率80%以上かつ350dp以上

ニューゴールドラベル    ダウン混合率50%以上かつ300dp以上

組成混合率

ダウン混合率の正確性

基準値:ダウン混合率93%以上・・・許容誤差 −1%以下
    ダウン混合率93%未満・・・許容誤差 −3%以下
ダウン混合率を測定する。測定結果の誤差が少ないほどダウン混合率表示の正確性が高まる。
(参考)日本羽毛製品協同組合基準 ±5%(家庭用品品質表示法に準ずる)

羽毛安全性

3歳以下の乳児および幼児向け繊維製品としての安全性

基準値:エコテックス®スタンダード100 クラスT要求項目の適合
エコテックス®スタンダード100 クラスT要求項目に適合することで、3歳以下の乳児および幼児向け繊維製品に使用しても安全性に問題がないことの証明となる。
(参考)日本羽毛製品協同組合基準   なし  

異物(金属)混入

異物(金属)混入

基準値:無いこと
大きな金属片の混入は人体への損傷の原因となり得る。電磁石による金属片除去と金属探知機で安全性を担保する。
(参考)日本羽毛製品協同組合基準   なし

その他東洋羽毛工業で採用している品質保証マーク

Cloth 生地

SEKマーク
SEKマークは、(社)繊維評価技術協議会(経済産業省指導)が定めた認証基準 [1.抗菌防臭加工、2.効果の耐久性、3.加工の安全性、4.品質管理システム及び品質保証]に合格した製品に付けることができる、業界統一のマークです。


防ダニ加工
ダイワボウのハルゼッケを採用。防ダニ加工は、政府機関等によって基準が定められていないため、関係業界では「防ダニ加工製品協議会」を結成し、耐久力を含めた「忌避性能」及び「増殖抑制試験方法」の「統一評価基準と表示(防ダニ加工マーク)制度」が定められました。

安心マーク・SEKマーク・防ダニ加工

東洋羽毛で採用していないその他の業界マーク

Feather Items 羽毛寝具

ゴールドラベル

ゴールドラベルは、日本羽毛製品協同組合が1990年11月に制定した、羽毛組成混合率の新基準を満たし、全日本寝具寝装品協会の「ふとん品質表示規定」に定められた各項目の基準をクリアする羽毛ふとん製品に付けることができるマークです。

規格 嵩高性 組成混合率 清浄度 酸素計数 pH 鳥種
プレミアムゴールド 440dp以上 ±5% 1,000mm
以上
4.8mg
以下
4.0〜
7.5
10.0%
以内
ロイヤルゴールド 400dp以上
エクセルゴールド 350dp以上
ニューゴールド 300dp以上

Other Items その他の製品

GFマーク
品質表示が正しく行われているふとんに付けられるマークです。表示内容はふとんの側生地の組織繊維とその混合率、ふとんの中身の組成とその混合率・内容量、サイズ、取扱方法(干し方、収納方法、クリーニング方法)などです。(全日本寝具寝装品協会)


コットンマーク
綿100%の製品に付けられるマークです。優秀な品質でしかもファッション性の高いものであることが条件になります。(IIC・日本綿業振興会)


ウールマーク
新毛といわれる刈りたての羊毛を99.7%以上使用し、厳しい素材検査と縫製検査に合格したウール製品だけが表示できるマークです。このマークを使用するための品質基準は、世界共通で、現在130カ国の共通商標となっています。(ザ・ウールマーク・カンパニー)

GFマーク・コットンマーク・ウールマーク
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