ご使用方法・お手入れ方法
羽毛製品は正しく使い、適切なお手入れをしていただくと長い間心地よくご使用いただけます。
各アイテムのご使用方法・お手入れ方法をお読みいただき、あたたかさや軽さなど、羽毛本来の機能を末永く発揮できるようご使用ください。
ご使用方法・お手入れ方法(羽毛掛けふとん)
毎日のご使用の前に
■ 広げた状態で全体を縫い目にそって軽くたたいてください。
※羽毛をならすと空気を含みふんわりとした羽毛ふとんでおやすみになれます。
■ 必ずカバーを掛けてご使用ください。
使い方
■ 体に直接掛けてください。
※体に近いところで使ってこそ、あたたかく(保温性)、また羽毛が就寝中の湿気を吸い放出する(吸湿放湿性)という羽毛の特性が十分発揮されます。また、ふとんが体になじむので(ドレープ性)寝心地も良くなります。
掛けふとん1枚で寒いときは・・・
■ 羽毛肌掛けふとんと重ねる
■ 毛布類と重ねる
■ 掛けふとん・敷きふとんに、起毛素材のカバーを使用する
■ 電気毛布と重ねる
※電気毛布は掛けふとんの内側へ、温度を低めにしてご使用ください。
その他アイテムのご使用方法・お手入れ方法は、オンラインカタログでご確認ください。
ふとん干し
羽毛ふとんは頻繁に干す必要はありませんが、時々干して乾燥した状態を保つとふんわり気持ちよくお使いいただけます。日に干すと殺菌効果も加わり、大変衛生的です。
■ 日干し(月に2〜3回・表裏合わせて1〜2時間)
※干す回数は使用状況に応じて調整してください。
※「シルク」生地のふとんは、陰干し
お気をつけください
■ 必ずカバーを掛けたまま干してください(生地の色あせを防ぎます)。
■ 生地と羽毛を傷めるので、ふとんたたきでたたかないでください。
■ ゴア®羽毛ふとんは、むやみに生地を引っ張らずにていねいに取り扱ってください。
ふとん乾燥機のご使用について
あまり高温にならないよう、羽毛用の温度設定にするなどしてご使用ください。
ふとん専用クリーナーのご使用について
ふとん専用クリーナーを利用する場合は、吸い込みが強すぎたり、強いふとん「たたき」を行うと、羽毛、ふとん生地、キルティングを傷めてしまうので、ご注意ください。
また、「UV」機能が付いているクリーナーは、一箇所に長時間照射すると、生地の色や防ダ二加工などが抜けてしまうので合わせてご注意ください。 なお、弊社の羽毛ふとんの生地は織り目が詰まっているため、ダ二や花粉がふとん内部へ入り込むことはありません。掃除機で表面のホコリを丁寧にとっていただくことで、かなりのダ二や花粉が取り除けます。
お気をつけください
■ 「ふとん専用クリーナー」をふとんに使用する場合は、各メーカーの取扱説明書をよく確認し、ご使用ください。
消臭・除菌スプレーのご使用について
消臭・除菌を目的としたスプレーをご使用される場合は、汚れた部分に大量に吹きかけると、水分により輪ジミとなることがあります。そのため生地の目立たないところに吹きかけ、シミなどが発生しないか確認してください。
長い間しみついた汚れや臭いは、スプレーでは取ることはできません。クリーニングに出すことをおすすめいたします。
お気をつけください
■ 「消臭・除菌スプレー」をふとんに使用する場合は、各メーカーの取扱説明書をよく確認し、ご使用ください。
気持ちよくおやすみいただくためには、清潔な寝室環境を整えることが必要です。
当社の製品に詰められた羽毛は、製造工程でダニや害虫を死滅させていますので、ふとんの中で虫がわくことはありません。また羽毛ふとんの生地は、織り目が詰まっているため、ダニは侵入できません。
ただし、製品を使用している部屋の畳やじゅうたんなどからダニが発生した場合、表面に付着することがあります。ふとんにダニを寄せつけないために、次のことにご注意ください。
1.寝室の通気性を良くし、湿度を下げ、こまめに掃除をし、清潔を保ちます。
2.日干しのあと、ふとんの表面(特に縫製部分)にゆっくり掃除機をかけると効果的です。
※掃除機は、ふとん専用ノズルをご使用ください。専用ノズルがない場合は、強く押したり、激しく吸引しないでください。破損の原因となります。
3.カバーは週に1回くらい洗濯し清潔なものを使用する。
ダニは、人のアカやフケなどをエサにします。カバーはこまめに洗濯し、清潔なものをご使用ください。またカバーを外したときは、ふとんの縫い目部分のホコリをブラシなどで取り除いてください。
カバーの洗濯・アイロンの際のご注意
■ ファスナー付きのカバーは、必ずファスナーを閉め、ネットに入れて洗濯してください。
■ 掛けふとんカバーや肌掛けふとんカバーにアイロンをかける場合は 「くるっとテープ(ふとん固定テープ)」を避けるようにしてください。高温でスナップが変形する場合があります。
敷きふとんは特にカビに注意!
■ 敷きふとんは上げ下ろしをこまめにし、清潔な状態でご使用ください。
■ 敷いたままにするとカビが発生する可能性がございます。毎日、腰があたる部分の裏面を空気に触れさせ水分を発散させるようにしてください。
※フローリングや2段ベッドなど通気性の悪い床でご使用の場合は特に注意が必要です。
※発生したカビの黒ズミは、クリーニングしても完全には落とせません。
敷きふとんにカビを発生させないために
■ フローリングでお使いの場合
羽毛の敷きふとんは透湿性に優れているため、床と敷きふとんの間に水分がたまりカビが発生する可能性があります。床と敷きふとんの間に吸湿性の良いバスタオルやタオルケット、市販の吸湿パッド等を敷き、水分を吸収させてください。間に敷いたものは頻繁に交換するか、干してください。
■ 2段ベッドでご使用の場合 ■ 毎日のお手入れ方法
下記のいずれかの方法で腰があたる部分の裏面を空気に触れさせてください。
@敷きふとんをめくり腰があたる部分の裏面を空気に触れさせる。
A敷きふとんの下に箱やカゴを入れ、腰があたる部分を持ち上げて風を通す。
※天気の良い日は室内の換気も行ってください。
2段ベッドの板の表面は、通気性のないビニール素材を使用していることが多く、湿度の高い時季や汗かきのお子様が寝ると、ベッドと敷きふとんの間に水分がたまりカビの原因となります。頻繁に敷きふとんを干し、水分を発散させてください。
寝室環境のアドバイス
カビは温度(20〜25℃)、湿度(80%)、栄養(人のアカ・ホコリ)の条件がそろうと発生しやすくなります。発生させないポイントは下記の通りです。
●湿気を抑える。
●こまめな掃除・換気を行い、栄養となるホコリを除去する。
また押し入れにしまう際は、ふとんの湿気をある程度逃がしてから収納してください。
■ 加湿器をご使用の場合
毎日、起床後除湿機やエアコン等の機器を活用し、部屋の水分を取り除いてください。加湿器を使用することは、1日に2〜3リットルの水を部屋に振りまいているのと同じです。現代の気密性の高い住宅では、機械的な除湿が必要となります。
■ 風通しの良くない北向きの部屋の場合
2、3日毎に使用後、除湿機をかけることをおすすめいたします。特に加湿器を使用している場合は、毎日除湿が必要となります。
長期保管するとき・圧縮袋使用時の注意点
羽毛製品はできるだけ乾燥した状態で保管することが大切です。
次の点に注意して保管してください。
@ 保管する前に干し、十分に乾燥させます。
A 専用ふとんケースや、木綿の風呂敷など通気性の良いものに包みます。
B 押入の上段など、湿気の少ない所に保管してください。
C 掛け・合掛け・肌掛けふとんは、中の羽毛がつぶれないよう、上に重いものを乗せないでください。
※ウール綿生地のふとんは無臭の防虫剤を入れてください。
1年以上使用しない場合は、クリーニングしてから保管することをおすすめいたします。
ふとん圧縮袋は使ってもよい?
羽毛ふとんの保管に圧縮袋を使うことは、羽毛がつぶれたり、生地がシワになったりするなどの理由からおすすめできません。
収納スペースの都合上、やむを得ず使用する場合は次のことにご注意ください。
ふとん圧縮袋使用時の注意点
@ 圧縮袋メーカーの注意書きをご確認ください。
A 袋に入れる前にふとんをよく乾燥させてください。
B 空気は抜き過ぎず、元の高さの1/4程度までにしてください。
C 長期間(6カ月以上)の保管はお控えください。
※無臭の防虫剤を入れてください。
●アイダーダックダウンの製品は、圧縮袋は使用しないでください。
掛けふとん・合掛けふとん・肌掛けふとんは、縦に三つ折り(敷きパッドは縦に二つ折り)にし、中の空気を出してからもう一度三つ折りにします。
※ダブルサイズの場合は、縦に四つ折り(敷きパッドは三つ折り)にし、中の空気を出して、もう一度三つ折りにします。
●アイダーダックダウンの製品は、たたむ際に空気は抜かず、専用ケースにゆったり収納してください。
敷きふとんは、横に三つ折りにし、ふとんケースに入れます。中材が入っていますので、無理に小さく折りたたんだりしないでください。
※ダブルサイズの場合は、縦に二つ折りにし、横に二つ折りにします。
こんな時の応急処置
万一、汚してしまった、羽毛が出てきた、穴があいてしまった場合は、応急処置を行ってください。
汚してしまった・・・
水や雨で濡れてしまった場合は、タオルなどですばやく水分をふき取り、ふとん乾燥機や日干しをして乾かしてください。濡れたままにしておくと、ふとんが劣化する原因になります。
血液、おねしょ、食事汚れなどの場合は、汚れをふき取り、できるだけ乾かして(日に干したり、ドライヤーの使用は厳禁)なるべく早くクリーニング(詳しくはこちら)に出してください。
※家庭で部分洗いなどすると、生地を傷めたり、輪ジミになることがありますので、ご注意ください。
※吐しゃ物等の汚物が付着したふとんはクリーニングできません。
羽毛がふとん表面に出てきた・・・
生地には羽毛が出にくい加工をしていますが、生地の通気性を保つため、若干の羽毛は表面に出る場合がございます。出てきたときは下記のような処置を行ってください。
縫い目や生地の表面から羽毛が出る場合は、内側に戻してください。戻らない場合は引き抜いて生地の目を詰めるように少しならしてください。なお、その後も出続ける場合(生地表面に一度に10本以上の羽毛が出た場合)はご連絡ください。
穴があいてしまった・・・
■ 小さな穴の場合
たばこの焼け焦げなど、小さな穴があいてしまったときは、※補修布セット(補修布+補修用接着布)を使用して補修してください。
[補修布セットの使い方]
あて布をして、上からアイロンで完全に密着するまで押さえます。中温(120〜160°C)で10〜20秒くらい行ってください。
* 火傷には十分ご注意ください。
* 補修布からはみ出した補修用接着布が溶けてアイロン面に付着することがありますので、必ずあて布をご使用ください。
※補修布セット(無料)は製品には付いていませんので、ご入用の際はご連絡ください。
※「2Way敷きふとん」のキャメル面、「タイプコンシェル敷きふとん」のメッシュ面に穴があいてしまった場合は、東洋羽毛にご連絡ください。ご家庭での補修布による修理はおやめください 。
■ 大きな穴の場合
生地が破れるなど、大きな穴があいて羽毛が出てくるときは、穴の部分をひもで縛り応急処置をした上で、ご連絡ください。
使用上のご注意
東洋羽毛の羽毛製品は安全性について十分に考慮していますが、誤った使い方をすると危険な場合があります。
次のことに注意してご使用ください。
火気のそばで 使用しないでください。
寝具本来の目的以外や 消火活動には使用しないでください。
弊社製品は“うつぶせ寝”用ではございません。
赤ちゃんをうつぶせ寝にさせないでください。
東洋羽毛の羽毛製品は、快適性や品質管理について十分注意していますが、誤った使い方をすると使用感を損なう場合があります。
次のことに注意してご使用ください。
カバーをご使用ください。
ふとんを衛生的に保護するために、カバーを掛けてご使用ください。
カバーを掛けることによって、ふとん生地の汚れ、すり切れ、色あせ等を防ぎます。
* カバーを掛けるとき、ファスナーでふとん生地をかみ込まないようにご注意ください。
*カバー内側の「くるっとテープ(ふとん固定テープ)」は 掛けふとんに付いている8〜10カ所(サイズによって 異なります)のループに固定してください。
針や安全ピンは羽毛出の原因となります。
ふとん生地に針や安全ピンを通さないように注意してください。羽毛製品の中の羽毛は、針の穴ほどの小さな所からでも出てきます。「エリ」を付ける場合は、必ずカバーに付けてください。
製品の改造を行わないでください。
例えば製品にカバーを縫い付けたりしないでください。
リフォームなどのご要望はお近くの営業所までご相談ください。
窓に製品が接触しないようご注意ください。
結露などにより窓に付いた水滴で製品が濡れて、シミやカビの原因となります。
製品の上での飲食はしないでください。
こぼしたりすると汚れの原因になり、製品の寿命を短くするおそれがあります。
乱暴に取り扱わないでください。
掛けふとんの一部のみを持ち上げたり、強くひっぱると、中のマチ布が破損することがあります。長くご使用いただくためにも、お取り扱いにご注意ください。
糸をむやみにひっぱらないでください。
縫製上のかえし糸による先端をひっぱらないでください。
ミシン縫製上必要なものです。
ペット(動物など)用として使用しないでください。
歯、つめなどにより破損の原因となります。
敷きふとんを2段ベッドで使用するときは通気に十分ご注意ください。
敷きふとんは、透湿性に優れています。一般的な2段ベッドの床板は、お子様のおねしょなどが下段に通過しないような構造になっており、通気性がなく「カビ」の原因となります。頻繁に干すなど、取り扱いには十分にご注意ください。
その他
※エコテックス®スタンダード100認証製品に付けられるネームです。
※GORE 、ゴア はW.L.Gore&Associatesの商標です。